2013年07月12日

負け犬から王者ライオンへ From Doggy To Lion

7月27日から日本で公開される映画『スヌープ・ドッグ/ロード・トゥー・ライオン』の主人公でありミュージシャンのスヌープ・ライオンが、映画公開に合わせてサントラを発売した。RAP Geniusのなかで自ら歌詞についての解説をしている彼の思いが少しでも伝わるように、自分なりの対訳をつけてみた。映画公開の前に参考にして欲しい。



[プロローグ]
たくさんの人が死に たくさんのものが破壊され
あちこちで暴動が起こり 音楽文化はひどく誤解されている
偉大なミュージシャンがたくさんいなくなっていると言うが
彼らが現役の時にはそんなに騒がないものさ 俺は今みんなに愛されたい
そのためには 俺がみんなを愛さなくちゃ

[フック]
どうあがいても 逃げられっこないさ
この現実を直視するんだ
逃げようと思ったってムダなんだ
いさぎよく 現実と向き合えよ
時間はあっという間に過ぎていくから
過去なんて気にしちゃいられない
俺たちにめぐってきている
今のチャンスをずっと生かしていくんだ
昔の夢が偽物だったと思うのは
新しい夢ができたからさ
ずっと変わらないものなんて何もない
社会に流されずに 自分の人生を生きるんだ

[ヴァース1]
月が照らす夜から 朝日が昇るまで
明けても暮れても
俺はずっと
俺のやり方で生きる
第三の目を開いて
自分が語る言葉を慎重に考える
俺は努力を惜しまない一人の闘士
見れば分かるように 俺は変わってきている
時間が経つにつれてハッキリするだろうが
今の時代は危機的な状況なんだ

[フック]

[ヴァース2]
俺たちは今でもハードコアな生活を余儀なくされているが
そんな生活に我慢できる連中は多くない
(スヌープ)ライオンが声をあげるから
何かが足りなくても我慢せずに みんなで奴らに要求しよう
今こそ仕返ししてやるんだ
ゲットーのストリート文化の仲間たち
これまで踏みつけられてきた人々のためにな
愛が心の傷を癒してくれる 勇気は最大の武器さ
勝利を獲得したいなら こうしたものだって使えるんだ

[フック]

[アウトロ]
自分の人生を生きるんだ(x13)
posted by ちたま at 10:19| 茨城 ☀| Comment(0) | 歌詞 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年07月09日

イベントレポート「日本はTPPをどう交渉すべきか 〜「死後70年」「非親告罪化」は文化を豊かに、経済を強靭にするのか?」

kurofune.jpg   21世紀の黒船襲来!
 

 通常国会も終了し、国会議員は参院選に備えて地元での選挙活動に毎日忙しいことだろう。安倍総理は「日本を取り戻す」政策のひとつとしてクールジャパンという日本文化の海外進出計画を打ち出し、そこに多額の資金を投入すると宣言した。しかしその一方で、日本のコンテンツ文化の発展を妨げる21世紀の黒船が日本の海岸に停泊している。日本の規制を緩和し「開国」を要求するその黒船が、環太平洋パートナーシップ協定(TPP)だ。

 このTPPは、環太平洋地域の国々による経済の自由化を目的とした多角的な経済連携協定(EPA)である。2005年にシンガポール、ブルネイ、チリ、ニュージーランドの4カ国で発足したこの協定には、2011年にはアメリカやオーストラリアなどが参加するようになった。この流れを受けて、日本も現在ではTPP交渉参加に向けた動きが進んでいる。参加に対する反対意見もあるが、参加すると決った以上は論点を整理したうえでどのように交渉していくのかを前向きに考える必要があるだろう。


 そんななかで、昨年12月にスタートしたTPPの知的財産権と協議の透明化を考えるフォーラム(thinkTPPIP)主催の公開シンポジウム「日本はTPPをどう交渉すべきか 〜「死後70年」「非親告罪化」は文化を豊かに、経済を強靭にするのか?」が6月29日に開催された。TPPの内容には農業や食の分野や医療分野などさまざまなものが含まれるが、このフォーラムが対象とするのは著作権や特許権などの知的財産権分野。そしてこの団体は、1.TPP交渉の透明化2.交渉が透明化されない場合の知的財産権の項目の除外を要求している。そして、今回のシンポジウムの議題は、主に著作権の期限延長と非親告罪化そして二次創作の規制の問題だった。

 登壇者は、メディア・アクティビストで司会進行役の津田大介氏、著作権問題を専門とする福井建策弁護士、漫画家でJコミ代表取締役の赤松建氏、青空文庫呼びかけ人の富田倫生氏、三菱UFJリサーチ&コンサルティング主席研究員で芸術・文化政策センター長の太下義之氏、駿河台大学経済経営学部専任講師の八田真行氏、クリエイティブ・コモンズ・ジャパン常任理事の野口祐子弁護士。
book.jpg
「著作権」の何が問題なの?

 先ずは福井弁護士から著作権の現状についての説明。今の日本にとって、コンテンツ産業やIT産業などの知的財産権分野は国際競争上での稼ぎ頭となるべきものだと言う。ところが現状では、海外に払っている著作権料と海外から得る著作権料を比べると、年間で5,800億円の赤字になっている。しかも、海外で稼げるコンテンツは比較的最近の作品が多い。つまり古い作品の著作権期限を延長したところで著作権による収入が増えるわけではなく、かえって古い作品をもとにして新しい作品が生まれる可能性を奪ってしまうと指摘した。また、アメリカはくまのプーさんの著作権収入が年1000億円で、これはJASRACの1年分の収入以上だと述べ、日本政府がこれ以上赤字を増やす不利な方向に変える理由が分からないとも。

 次いで八田氏から経済的な観点から見た著作権延長についての話。著作権延長による著作権者の受け取るメリットや、それによって作品を自由に使えないクリエイター側そして経済的なデメリットなどを取上げて、著作権については一律に延長するのではなく、ミッキーやくまのプーさんのように一部の著作権だけはお金を払ってオプションとして延長するのもあり得るとの考えが述べられた。また、TPPに加入することで著作権の期限を現行の50年からアメリカが採用している70年に延長されてしまう可能性があるが、最適な著作権による保護期間がどのくらいなのかということははっきり分からない状況だと言う。

 そして、著作権切れの文学作品をデジタルデータ化している青空文庫の呼びかけ人の富田氏は、著作権保護期間が延長された場合に「闇の20年」とも言うべき期間ができることでデジタル化できなくなってしまう作家の具体例を一覧にして説明。また、「死せる作家の会」という著作権切れの作家を年ごとにまとめたサイトを紹介した。青空文庫は、デジタル化によって絶版作品の復活や視覚障害者がPCの音声機能を使って文学作品に触れたり、DSと提携して子どもたちの読書体験の機会をつくるという役割を果たしている。また、入力作業者は自分に利益はなくともITを使うことによって社会に貢献しているとの思いから参加していると言う。著作権保護期間が延長されることで、文化の停滞につながってしまうとの危機感を強く感じているようだった。

copyright.PNG

何のための「著作権」か

 著作権の期限に関して、野口弁護士は今では権利者の死後70年間となっているアメリカでは1090年に著作権ができた当初は登録制だったと言う。しかも、更新されるものはごくわずかで、実際は25年ぐらいで著作権が切れる作品が多かったようだ。登録されるものは、映画や書籍そして音楽などのある程度お金をもうける事ができるものに限られていた。福井弁護士からの著作権保護期間の国際的な傾向について説明によると、死後70年としているのはアメリカ、EU、ロシア、ブラジルなど70カ国ほど、死後50年としているのは日本、中国、カナダ、ニュージーランド、ASEAN諸国など110カ国ほど、他にもメキシコでは死後100年、インドでは60年と、国際的な基準が決っているわけではないとのことだった。この点に関して、それでは果たして世界的に統一する必要があるのかということについては、弁護士の間では統一する必要なしとの考え方が主流だという。しかし赤松氏は、クリエイター(作家)側の著作権に対する問題意識はあまり高くなく、保護期間延長に反対する声も少ないと言っていた。こうしたクリエイターの感情論に対して、福井弁護士は「著作権が切れることは作品の死だといわれているが、本当の作品の死とは、みんなに作品が届かずに読まれなくなることではないか」と、クリエイターの保護による豊かな文化の創造という著作権の本来の意味に立ち返った意見を述べた。

 著作物保護の観点から現在行われている取り組みとして、作品の電子アーカイブ化がある。そのひとつとして行われる「オーファン・ワークス・ミュージアム(Orphan Works Museum)」という政策提言をしている太下氏がこのプロジェクトの意義を語ってくれた。これは、著作権の所在が不明な作品(孤児著作物)を集めて、著作権者に許可を取らなくても一定の料金を払ってビジネスに利用してもらい、権利者が見つかればそれを還元するあるいは権利者を探す資金に当てるというものだ。確かに経済的効果は分からないが、政府情報のオープンデータ化、オープンガバナンスのように、それをやったことによって大きなイノベーションが起こる可能性もあるので、やってみなければ分からないと言う。

 そして、福井弁護士は野口弁護士のアメリカの著作権の歴史に関する話を受けて、世界的な傾向として、各国は将来のビジネスのためにデジタルコンテンツの覇権を握ることを目指していると述べた。例えばEUでは、イギリスの国会図書館(British Libary)が、2012年の法律改正を受けて、一定の調査で権利者が見つからなかった場合に孤児著作物をデジタル化してEU全体で非営利使用できるようにした。そしてアメリカでも、2013年3月にパランテ著作権局長が、未登録の作品に限って著作権の保護期間を死後70年から50年に短縮するようにとの提言を行ったという。そこで、TPP交渉参加国のうち死後50年としているカナダやニュージーランドと日本が上手く手を結び、1.未登録作品の保護期間を50年に2.孤児著作物のルールの整備3.デジタル作品のデータベース化などの逆提案をすることも可能ではないかと指摘した。

komike.jpg

「非親告罪化」とグレーゾーン

 さらに話は著作権侵害の非親告罪化の問題に。これはコンテンツ輸出大国アメリカで行われている政策だ。日本では現在大目に見られている著作権侵害行為だが、TPP交渉の項目としてこれが通過すれば、たとえクリエイターが許可をしていても違法行為をしていると判断されれば逮捕できることになる。赤松氏は漫画家の立場から、著作権と二次創作についての問題点について次のように言う。いわゆる「コミケ」などはたくさんのアマチュア作家が集まることで新しくレベルの高い作家を育てる場所でもあり、原作者に対する敬意(愛情)があったり真似をされる作者も嬉しい場合もある。そこで赤松氏は仮に非親告罪とされた場合のクリエイター側からの解決策として、日本独自のCCライセンスのようなものをつけてはどうかと提案している。これについて太下氏は、もともと俳句の季語や本歌取りそしてパロディまで、新しい芸術作品が全くのオリジナルということはないし、それを規制しては文化が育たなくなってしまうだろうと発言。福井弁護士は、アメリカは逮捕されても「フェア・ユース」の抗弁を使うことができるが、日本は逮捕されれば有罪になる確率がとても高い。その分日本では法律のグレーゾーンを広く設けて黙認する傾向がある。TPPでアメリカのような「フェア・ユース」を導入されても、日本人が使いこなすには時間もかかるだろう。そこで日本はこうした点を踏まえて交渉すべきだと言う。

 こうした法律論がしばらく続いた後で、青空文庫の富田氏は著作権の話がTPPという経済交渉の項目に入れられていること自体に違和感を感じるとし、この問題は経済の枠組みに収まるものではなく、表現の自由と作品の保護つまり文化を守る闘いだと語った。そしてボランティアで作品をデジタル化している人びとそして作品を書いた人や作品を読む人は、コンテンツに対する愛がある。みんなで文化を守る闘いを続けなければならないとの思いを述べた。これに対して八田氏は、文化的な視点も大切だが経済的な観点で物事をとらえることで明確になる点もあると、学者の立場から発言していた。

交渉のキーパーソンは私たちひとりひとり

 最後に会場から交渉のキーパーソンは誰かとの質問があったが、これに関して福井弁護士は交渉の鍵を握るのは「わたしたち」だと言う。私たちが声をあげて、関心を持ち、国民全体の意識を高めるために、ひとりひとりが当事者意識を持ち、自分のできる事でこの問題に「参加」することが重要になってくるとし、国会議員へ私たちの声を届けることを呼びかけていた。現在内閣官房で意見を募集中で、締め切りは7月17日17時とのことだった。
ラベル:TPP 著作権
posted by ちたま at 10:25| 茨城 🌁| Comment(0) | 時事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年04月15日

リビア革命のために。

エジプト革命でのムバラク退陣を受けて、リビアで反カダフィデモが始まり早2ヶ月。
国連軍が介入しても未だ膠着状態が続いているようです。

そんな中、アメリカ在住のリビア人ミュージシャンが声を上げました。





Can't Take our Freedom

(日本語訳詞)
Khaled M

今が一番大変な時だ
国際社会は撤退し
誰も気にかけてはくれない
雲行きも怪しくなってきた
人々が意見を言うことが許されないのなら
もう他に方法がない
残された唯一の行動は
誇りを持って立ち上がること
たとえ死んでしまっても
その命は決して無駄じゃないんだ
高らかに声を上げて訴える
トイレもない路上で暮らしている子供達の声を代弁する
みんな自分の力で生きている 父親はいない
死んでしまったのか 刑務所にいるのかは分からない
反体制派と思われてから 姿を消してしまったんだ
俺はとんでもない夢を持っている
こんな生活を終わりにできるんじゃないかって考えてるんだ
エジプトやチュニジアでは独裁政権が倒れて 自分達の運命を自分で決められるようになった…俺達にもできないはずがないだろう?
アイツは40年以上もこの国を独り占めしてきた
もう待ってなんていられない
連中と話しをつけずにはいられない
仲間の1人が死んだら 悪魔と戦うために10人が名乗りを上げる覚悟さ


Chorus

お前には俺達の自由を奪うことはできない
俺達の魂は誰にも売り渡さない
お前だけが支配者じゃないんだ
お前だけが支配者じゃない
La illaha illallah
神より偉大な者はない
さっさと計画でも考え直したほうがいい
どんなことをしても結局お前もただの人間なんだ


Lowkey

人々の行動は少しづつ広がっているが
父親達が死に子供達が傷ついている
人殺しのために連中は銃を撃つけど
誰がその傷を癒してくれるっていうんだ
見上げれば澄みきった空
足元には乾いた血と汗と涙の跡
それは連中が嘘をついているってことだろ
恐れを知らぬ者にはどんな脅しも通用しない
もう誰にも怯えたりはしない
お前は俺達の人生を操る神にはなれない
みんなの考えを規制しようとしても
俺達の抵抗への意思はゆるがない
ミルバンク・タワーからタハリール広場まで
俺達もみんなと一緒なのさ
自由を手にするまでは
そこから一歩も離れない
血を流す覚悟も死ぬ覚悟もできている
気がついたほうがいいぜ
お前のさび付いた王座は
電話を切ったぐらいでは長くは持たない
俺達は正義のために存在しているんだ
チュニジアからリビア
バーレーンからイエメン


Chorus


Khaled M

血を流し
汗をかき
涙も流したけれど
後悔はしていない
血を滴らせ
汗を飛び散らせながら
どれだけ泣いたって
やってよかったと思ってる
俺ももう大人だけど
一度も故郷に行ったことがない
電話でつながっているだけさ
父親は刑務所を抜け出して
人生を賭け反対運動をしたが成功しなかった
懲罰を受けたのは俺の父だけじゃないし
電気で拷問されたのは俺のおじだけでもない
公開処刑で首吊りにされた近所のあのおじさんもそうさ
それがあいつには都合のいいやり方なのかもしれないけれど
俺にはそうは思えない
あいつが政権にいる間
国民はみんな心の中の叫び声を押さえ込まれていたんだ
考えても見ろよ 俺達が臆病だったから政府は俺達に暴力を使っていたのさ
病院にいる医者を皆殺しにもした
政府が暴走をやめないときには
自由が手に入らないと感じるときには
人々は全ての困難を打ち崩すために立ち上がるものなんだ


Chorus


Lowkey

独裁者達はビクビクしている
人々から搾取をし 代わりに悪魔をよこす連中さ
地球というこの病んだ場所だって
国民による支配と
国民のための政治を目標に
頑張れば変えることができるんだ
人の上に立てる人間なんていない
みんな同じなんだ
達成すべき困難なことがあるけど
俺達には力がある
臆病な気持ちは混乱に紛れさせろ
俺は指導者でもないし 教師でも牧師でもない
仲間は不自由な思いをしている 俺だって同じさ
黙らされて避難して来たんだから
俺達はこうした独裁者を追い出すまで 諦めたりはしない
ここで起きているのはこういうことさ
数え切れない嘘をつかれても それ程身構えることもない
空を見上げて考えるんだ お前達が後に続く理由は何だろうって
バタフライ効果ってやつかもしれない
裏切り者は大嫌いさ
本当のことを言わないからな
いつになったら人々は反撃に出るんだろう
正直もう参っているんだ
焼身自殺を図ったチュニジア人のように
今回はタダじゃすまないぜ
posted by ちたま at 23:43| 茨城 ☁| Comment(0) | 歌詞 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年03月20日

Smile

3月11日の東北関東大震災の被災者へ、希望をこめて。




“Smile”

笑ってごらん、たとえ心が痛む時でも
笑ってごらん、ほんの少しの間だけでも
悩みが多い人生でも
それを乗り越えるには
不安でも悲しくても、笑顔でいることさ
笑っていれば、次の日にはきっと
光り輝く太陽が、顔をのぞかせて
君も明るい一日を過ごせるから

※君の顔を、喜びで輝かせようよ
悲しみの影を、すっかり隠してしまおうよ
涙が今にも
あふれそうになったら
(さあ)そんな時こそ、じっと涙をこらえなくちゃね
笑顔を浮かべれば、泣けなくなるだろう
そうすれば、人生まだ捨てたものじゃないって思えるから
笑ってごらんよ

(※くり返し)

ほら、笑ってごらんよ
ラベル:訳詞
posted by ちたま at 17:20| 茨城 ☀| Comment(0) | 歌詞 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年03月10日

"Strong Will Continue"

2月下旬に来日していたNasとDamian Marley。

アフリカンアメリカンでありながらもアラビア系の名を持つHip-Hop界の大物Nasと、
レゲエ界の大御所である故Bob Marleyの末息子Damian Marleyがタッグを組んで、
2010年5月にリリースしたアルバムが『Distant Relatives』。

それぞれが現在暮らしている世界は違えども、お互いのルーツはアフリカ。
そういった意味ではまさに「遠く離れた親戚」の彼ら。
それぞれの地で辛い思いをしている彼らが、戦いに勝ち抜くには強い意志が必要だと訴えかけます。





ビデオの最後の1分間程度はCDに収録されていませんので、歌詞もそれにあわせました。

英語
(Nas- Speaking)
All I do is stay focused looking straight forward at the world and beyond.
I feel people pulling me down.
I feel some pulling me up I can't get stuck.
I just keep moving forward.
I got places to go man. Let's go...

(CHORUS)–Damian Marley
When the Armageddon's start get dread
A lot ah weak heart ah weep and moan
Only the strong will continue
Do you have it in you?
Come we've got a journey to go
And when the battle get sour and dread
A lot ah weak heart ah wither and moan
Only the strong will continue
I know you have it in you
I know you have it in you

(Damian Marley)
Hey... The victory's found in truth,
Like innocence found in youth
Self defeat is your own dispute
And man you put yourself in a ya own shoeses
Either you're winning or losing
Don't you get it confused
Cause you starring in a ya own movie
Playing of a role you choose so
Stand up and fight if you know say you're right and no you won't ever fail
Tipping the scale and the wind shall prevail and the boat shall forever sail
(Hey) There ain't no stopping or cruising
Even when you're battered and bruised
Out Run all di Sprinters on Mount Olympus, My God tougher than Zeus

(CHORUS)–Damian Marley

(Nas)
As I walk through the valley of the shadow of death New York to Cali for the money, power, respect
It's a journey, some'll get left behind coz in life you cannot press rewind
Get it right.
You only have one first chance to make one first impression that lasts a lifetime
Reputations to proceed itself do you believe in hell?
Babylon, greed for wealth Do you deceive yourself and let your ego swell
And disregard those who most need your help
Thick skinned, the dark won't take my soul Survived spiritual wars, see my welts
And the evils felt but faith is stronger
I saw grown men fall when I was a youngster
But I clenched my fist
Ready to go against whoever Tie my Timb's and rise in the end

(CHORUS)–Damian Marley

(Damian Marley)
No man live forever
But never say never
Every goodie want better,
Just be a go getter
And always be clever
In every endeavour
Coz drastic time call for drastic measure
Your girl try to pleasure
From ya naval string severe
The land and the treasure
Work for whatever
Jah say don't be a beggar,
The alpha omega
Will bless every soul no matter
Which name you prefer
The immortal stepper
Believe in every skin
No matter which colour leather
Will never let you down no matter
Which kind of weather
You're destined to rise like the son of Rebecca don't stop for a second
Every man reckon
It sure would be good to be there
Whether Zion or Mecca
When the gates are finally closed
And the saints go marching in

(CHORUS)–Damian Marley

日本語
Nas
俺は世界の現状とその先のことを 目を背けずにしっかり見つめている
足を引っ張ろうとするやつもいるし
俺が困らないように 助けてくれるやつもいる
俺はただ前に進むだけさ
行くべき場所があるからな さあ

Chorus Damian
世界の終わりを告げる戦争が幕を開け 激しさを増している
それに耐えられずに たくさんの人々が泣き叫んでいるから
強い意志を持たなければ 乗り越えられない
お前の心にはそれがあるか
なら来いよ 俺達には歩まなけりゃならない旅が待っている
戦いが長引くと 人々の恐怖心がつのる
みんなが抵抗する気持ちをなくし 悲しみに沈んでいるから
強い意志がなければ 戦いを続けられない
お前は強い意志の持ち主だろ
お前の決心が固いことを 俺は知っている

Damian
そう 勝利は真実の中にある
純真な気持ちが子供の心の中にあるようにな
自分を疑うと自滅しちまうぜ
良い時も悪い時も
自分の立場を良く考えな
状況に惑わされてはだめ
お前は自分の映画の主役で
自分が選んだ役を演じているのだから
正しいと思うなら立ち上がって戦うんだ 決して負けはしない
状況が変わって追い風が吹けば 俺達の船は航海し続けられる
(ああ)止まらずに目的に向かってまっすぐ進むんだ
たとえ殴られて傷を負っても
オリンポスで一番足の速い神が逃がしてくれるし 俺の守り神はゼウス以上の力がある

Chorus Damian

Nas
ニューヨークからカリフォルニアまで 死のにおいがする暗がりの街を歩く 金持ちになって権力を手に入れてみんなに尊敬してもらうためさ
とても長い道のりに途中で脱落するやつらもいる 人生やり直しはできないからな
だから正しい道を行け
初対面で第一印象が決まる
それがお前の一生の評価だ
その後は勝手に評判が広がる 全くひどい話さ
バビロンにいる貪欲な連中みたいに お前は平気な顔で自分の好き勝手をして
助けを必要としている人に見向きもしないでいることができるのか
欲の皮が突っ張った闇社会の連中には 俺の魂は奪えない 精神的な戦いに俺が勝った証が この鞭でできた傷さ
悪い連中がどんなことを考えても 信仰の力のほうが強い
若かった時 大人達が落ちぶれてしまうのを観てきたけど
俺はこぶしを握りしめ
誰にでも反抗する気で スニーカーのひもを締め 最後には立ち上がった

Chorus Damian

Damian
誰だっていつかは死ぬ
でも 決してそんなことは口にするな
善い人間なら もっと良い人間になることを望む
野心を持つんだ
いつだって賢く状況を見定めて
いろんな事をやっていく
時代の転換期には 思い切った行動が必要だ
彼女はもっと快楽が欲しくて
お前との縁を切った
土地や財産を持っていれば
何にでも役に立つ
ジャーは物乞いにはなるなと言っている
全知全能の神は
どんな魂でも救ってくれる
お前が嫌いなやつでもだ
歩み続けることができる人間は
どんな肌の人も
信用するし
どんな天気の時だって
決してお前をがっかりさせることはない
レベッカの息子ヤコブのように お前は立ち上がらなければならないんだ そして立ち止まるな
人類にはお前が頼りなんだ
最後に天国の門が閉まり
聖人達が列を組んで中に入って行くときには
ザイオンかメッカに
いたほうがいいぜ

Chorus Damian
posted by ちたま at 21:45| 茨城 ☁| Comment(0) | 歌詞 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年02月08日

Hip-Hopが支える革命

チュニジアで一人の青年が自殺した事に端を発したチュニジア革命。
それがエジプトに飛び火し、エジプトの抗議行動は現在も続いています。

で、このタイミングでリリースされた曲がLupe Fiasco の「Words I Never Said」
この歌詞、なかなか政治的です。エジプト革命も意識している。

この政治性はHip-Hopが世界中に広まった一つの要因でもあります。

ビデオに英語の歌詞が出てきますが、
日本語訳をつけましたので、そちらもご参考にしてください。

"Words I Never Said" Lupe Fiasco ft.Skyler Grey W/ Lyric




Words I Never Said

[Skylar Grey]
あのときには黙ってたけど
やっぱり言いたくてうずうずしてる
後悔したって始まらない
もう取り返しがつかないんだ
時間も言葉も戻ってきやしない

[Lupe Fiasco]
「テロとの戦い」なんて考え方はバカげてる
それを口実にして銃弾をたくさん使わせたいだけなのさ
巨額を投じて大掛かりな舞台を演出した
9/11の第7ビルから連中はまんまと逃げ出していた
そう たくさんのことが隠されている
予算削減で最初に犠牲にされたのは子供達の未来
それに心を痛めても そのままにしておいたらひどくなるばかり
最近じゃましになったが 昔は学校は先ず当てにならなかった
社会の底辺にいるお前を助けようともせず お前は上流階級だよとからかってるんだ
それに引っかかったら お前は二度と社会の頂点に行くことはできない
テレビをつければ「くだらない」番組に出ているのは
おしゃれにデートを楽しみながらおしゃべりをしてる連中
『Jersy Shore』には街のイカしたごろつきは映らない
そしてテレビやラジオで真実を語っているはずの
リンボーもグレン・ベックも人種差別主義者
ガザ地帯が爆撃されているときもオバマは何も言わなかった
だから俺はオバマには投票しなかったしこれからも支持しない
アメリカじゃ俺は問題児さ 平和主義者で
他人を信用しやすいからな

[Skylar Grey]

[Lupe Fiasco]
真実を知らなかったのは自分達のせいじゃないとも言えるけど
そんな言い訳をするほどのバカでもないだろう
ジハードは聖戦じゃなく信仰に励むことだよな
殺人はイスラムの教えじゃない
そんなに詳しくないはずさ
だってお前はイスラム教徒じゃないんだから
イスラエルが味方しないのはお前らが連中を避けてきたから
俺と歩き回っているゲットーは昔はクシ(スーダン人の国)だった
酒屋があることに文句をつけているけど どうして酒を飲むんだ
街が汚いことに文句をつけているけど きれいにしたことがあるか
ただ大人しくしているだけじゃ 状況はおさまりはしない
頭で反対しているだけじゃ 直りはしない
行動を起こさなきゃ 結果が出る訳がない
副作用がたくさんある薬でも
痛みを感じたら飲んでしまえよ
ダイエット・ソーダで洗い流せば良い
そうやって脳を破壊しているのさ
世界中の銀行はペテン師なんだよ
いつだって喜んで金を貸してくれるけど
払えなくなったら一巻の終わり
家を取上げられちまう

[Skylar Grey]

[Lupe Fiasco]
沈黙しているのは暴力を振るうことよりたちが悪い
心配するのは臆病だから 俺は怖れたりしない
俺達は何にでも慎重になって 真実を口に出すことさえためらう
自分がどう思われるかを考えて 人と話しすらしない
時々思うんだ 俺ならこの事をバラしちまっても平気じゃないかって
俺は自分の殻に閉じこもっている お前も何かに囚われているんだぜ
そこから解放されたくないか 一息ついて 息を吸って
俺はとうとう自由に叫べるようになった やっと俺の考えがみんなの心に響くようになった

[Skylar Grey]
posted by ちたま at 22:10| 茨城 ☁| Comment(0) | 歌詞 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年02月06日

立ち上がったエジプトの民衆。

エジプトでは現在、市民による抗議行動が行われています。

最初は若者が中心となって始めたこの抗議行動では、
FacebookやTwitterなどのソーシャルメディアが使われ、
インターネットで流される中東のテレビ局アルジャジーラの映像は、
世界各国にエジプトで起きている出来事を伝えています。
こうした情報は主に英語で伝わる事が多く、
残念ながら日本の既存のメディアでは、どうしても情報が遅れがちになってしまうようです。
しかし、現在、
Twitterなどで英語の情報を日本語に翻訳し#egyjpのタグをつけて流している有志の方や、
Ustreanなどで現地からの様子を伝えるフリーの記者もたくさんいます。

私も毎日のようにPCに張り付いて、流れてくる情報を翻訳しています。

今日の午前中はワシントン・ポストの記事を翻訳しました。

原文「What Mubarak Must Do Before He Resigns」
http://eipr.org/en/pressrelease/2011/02/05/1091



訳文:「ムバラクが辞任前にしなければならない事」

 エジプト国民として、また人権擁護の立場から、私達は1月25日以来、タフリール広場をはじめとする路上に出て、全てのエジプト人の自由と尊厳を要求している。私達の望みは唯一つ、ムバラク時代が一刻も早く終わることである。ムバラク時代の圧政と権力の乱用と不正によって、私達の国は弱体化してきた。今まで「自制」したり「受身的な反応」をしていた国際社会が、ムバラクの撤退と速やかな民主主義への移行という私達の主張に共鳴してくれたことに、私達は励まされている。

 しかし本当の民主化が始まるための問題は、エジプト憲法によって大統領令に署名しなければムバラクが辞職できないことだ。これは単なる法的手続きの問題にとどまらない。ネイサン・ブラウン氏が最近フォーリン・ポリシー誌のサイトに掲載したブログに書かれていたように、法的手続きを踏んでムバラクを辞めさせることでしか、私達の国の政治的危機を解消することはできないのである。

 エジプト憲法では、大統領が辞任した場合あるいは大統領が「不在」であり続ける場合には、国会の議長が、国会が設置されていない場合には最高憲法裁判所の裁判長が、後任の大統領となる。また、大統領が一時的に職権を行使することができない状態にある場合には、副大統領が臨時政府の長となる。いずれの場合においても、60日以内に新大統領の選挙を行わなければならない。重要なことは、暫定政府の長官が憲法の修正を行ったり、国会や内閣を解散したりすることが憲法で禁止されていることだ。

 仮に今日ムバラクが、もはや大統領としての職務を続けられない状態になったとしたら、次期大統領候補の一人は暫定政府の長官である。ムバラクが「健康上の理由」でエジプトから出国するとすれば、暫定政府の長官はオマル・スレイマンになるだろう。彼は総合情報局長官で、最近副大統領に任命された。私達のようにムバラクの30年にもわたる支配が終わることを要求しているエジプト人は、スレイマンを第二のムバラクだと思っている。例えば2月3日に国営テレビで放送された演説で、スレイマンはタフリール広場での抗議行動を外国の計略が実行されたせいだと言って避難した。スレイマンはまた、抗議行動をしているものに対する報復が行われるであろうことを、あえて隠そうとしなかった。

 その一方で、ムバラクが即時退任に追い込まれた場合には、私達にとってはもっと悪い暫定政権の長官になってしまうだろう。ファシ・スルールだ。彼は、1990年からエジプト人民会議の議長をつとめている。スルールは法律の専門家として、長い間ムバラク政権がエジプト国民を虐待するための法律を数多く制定してきた。スレイマンもスルールも憲法による暫定政府期間中の身分保障を修正することがない状況では、次の大統領選挙は、ムバラクが2007年に制定したきわめて制限された方法で行われることになってしまう。従って、暫定政府長官に反対できるきちんとした内閣ができることもないだろう。

 ムバラクは辞任する前に、9月の任期終了まで全ての権限を副大統領に移行するという大統領令に署名しなければならない。2004年と2009年に入院したときもムバラクは、大統領の権限を首相に委譲するという似たような大統領令を出している。ムバラクは1981年以来エジプト国民の自由を求める運動を抑圧してきた「非常事態宣言」を撤廃し、裁判なしで政府に拘束されているであろう何千人もの人々の釈放を認める大統領令を出さなければならない。

 またムバラクが辞任する前に、有能な裁判官、憲法の専門家、一般の有識者、政治運動の指導者達による独立委員会を開き、大統領選挙についての憲法修正案をつくらなければならない。資格があれば誰でも立候補できる、国外にいるエジプト人にも初めて投票権を与える、大統領の任期は2期までとする、選挙は役人と市民による監視のもとで行われる。こうしたことで、ムバラクの2007年の憲法変更で加えられた法律による国への損害が解消できるだろう。

 これらの修正案は国会で公表し直ちに国民投票にかけなければならない。スレイマンは大統領の辞任までに議論している時間がないと主張しているが、何の根拠もない。4年前にムバラク率いる政権与党は、たった2ヶ月で憲法の34の条文を修正しているのだ。

 次に、次期大統領が選ばれるまで国民を保護するために、そして暫定政府長官を監督するために、多様な人物からなる暫定内閣をつくらなければならない。この幅広い意見を基盤とする内閣には、国内のあらゆる政治勢力から尊敬されている人物を参加させるべきだ。そして、新大統領が選出されたら、私達は新しい憲法をつくる段階に移行できる。それはエジプトの独裁制から民主制への変化を確実にするもので、平等と人権を大切にする憲法である。それこそが、自由で公正な手続きに基づいた選挙へとつながる。

 この移行が成功するかどうかは、次の3つの要素にかかっている。1つ目は、市民による警官や治安部隊の行動の監視が、彼らの暴挙を阻止し、自分達の暴行への自覚を持たせ、民主主義的な蜂起に参加した市民の安全を守ることができるか。2つ目は、国営テレビやラジオの独立評議員会を設置し、番組の中立性とあらゆる政治的な意見の報道を確保することができるか。3つ目は、軍が中立の立場から、国民の利益を守り、現在の政権を妥当するような動きもとらずに、平穏な政権の移行ができるような役割を果たすかどうかが重要だ。

 エジプト人は、過去30年間にわたって多大なる代償を支払ってきた。そして今回の蜂起が始まってからの犠牲はますます大きなものとなっている。エジプト国民が良い未来を築けるように、ムバラクの支配に今すぐに終止符を打とう。
posted by ちたま at 18:22| 茨城 ☁| Comment(2) | 時事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年12月14日

しめい。

2010年もそろそろ終わりですね。
皆さんはどんな一年でしたか。

私はかなりアフリカな一年でした。


このブログでも以前から何回か取上げた
スーダン出身の元子供兵EmmanuelJal。
彼の曲『War Child』では、
「自分が生き残ったのは自分の体験を伝えるため」と歌っています。

そのEmmanuelが今回始めたのが、「We Want Peace Project」。
http://www.we-want-peace.com/

彼の生まれたスーダンでは、
南部に存在する石油資源をめぐって南北の抗争が続き、
幼い子供達が兵士となって戦っています。
2011年1月9日、
スーダンでは南部スーダンの独立の可否を問う投票が行われます。

そこでEmmanuelはシングル「We Want Peace」を通じて
スーダンでの大量虐殺や、
世界中で起きている紛争の悲劇と平和の尊さを訴え、
人々に行動を呼びかけています。

「We Want Peace」



彼は確かに生き残って自分の使命を果たしています。

それに比べて私は、氏名はわかっているのに使命があやふや。
これでは、誰にも指名してもらえないでしょうね。

新年は信念を持てるようにがんばります。
posted by ちたま at 14:31| 茨城 ☔| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年11月14日

アフリカが、日本にやって来た!

いよいよ13日から『シネマ・アフリカ2010』が始まりました
http://www.cinemaafrica.com/?page_id=379

上映作品
http://www.cinemaafrica.com/?p=476

上映スケジュール
http://www.cinemaafrica.com/?p=836

11日にはアフリカ人監督6人が来日
私もスタッフとして、
12日の記者会見&オープニングセレモニーから参加しました。

オープニング・ナイトでは
最近イギリスでも公開されたばかりの
『アフリカ・ユナイテッド』が上映されました。
南アで行われるサッカーのワールドカップ見たさに、
アフリカ大陸縦断を決行した子供達。
行く先々でアフリカが抱える様々な問題に直面しながらも、
互いに協力して困難を乗り越えていく感動の物語

Africa United




そしてこの作品には、
私がTEDトークを翻訳したスーダンの元子供兵でミュージシャンの
エマニュエル・ジャルが出演しています。

TED TALK
http://www.ted.com/talks/lang/jpn/emmanuel_jal_the_music_of_a_war_child.html

War Child




上映後のパーティーはいつ終わるとも知れない大盛況。
当然のことながら私は日付が変わってからの帰宅。
そして寝るまもなく、
朝早く映画祭初日を迎える京橋のフィルムセンターへ。

13日は上映する作品の監督トークと、
午後からのアフリカと日本映画に関するフォーラム、
夜の監督達とのすしパーティーが主な行事でした。

この2日で痛感したのは、イベント時における食事の大切さ
食事を共にすることで”同じ釜の飯を食った”仲間になれるし、
高価な食事でなくとも、
美味しく食事ができればそれだけで満足するものです。
そうすれば、日本の印象だってずっとよくなるはず

旅の思い出が美味しい食事だったということ、よくあることです。

実は、12日は忙しすぎて監督達や私達スタッフは、
きちんと食事が取れていなかったのです。

翌朝ホテルまで監督を迎えにいった私達に早速監督から、
「ゆっくりと座って暖かい食事がしたい」とのリクエストがありました。
やっぱりとは思ったのですが、
その分すしパーティーで発散してもらったみたいです
『アフリカ・パラダイス』という
黒人と白人の立場を逆転させた社会風刺映画映画を撮った
ベナン人の監督の知り合いということで、
すしパーティーにはゾマホンが飛び入り参加

Africa Paradis (仏語)




今日は私は行けなかったのですが、
朝のNHKのニュースで映画祭のことが放送されたのと、
休日を狙って観やすい映画をそろえたので、
観客の入りもよかったみたいです。

月曜日は映画館はお休みですが、映画祭は25日まで続きます。
都会の真ん中で遠いアフリカに思いをはせに足を運んでみませんか。
posted by ちたま at 22:24| 茨城 🌁| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年11月06日

リーダーを選ぶ。

米国の中間選挙では、
ティー・パーティーなどの活躍で共和党が躍進した。
オバマ大統領率いる民主党が掲げた「Change」が
なかなか実現しないことに失望したアメリカ国民の不満が
投票行為を通じて表明された結果だ。

日本でも”変化”を期待して民主党に投票した国民の多くが、
国政に不満を感じている。

選挙は「民主主義」国家において、
国民の声を政治に反映させる手段である。

1994年4月に南ア史上初の全人種参加選挙が実施されANCが勝利し、
アパルトヘイト体制が崩壊、ネルソン・マンデラが大統領に就任した。

しかしその一方で、「民主主義」的なはずの選挙により
1933年にヒトラーの独裁政権が誕生した。

さて、明日の7日はビルマ(ミャンマー)で、
1990年以来20年振りに総選挙が行われる。
アウン・サン・スー・チー女史を自宅軟禁している
軍事政権の勝利が確実視されているが、
国民の不満は高まっており、
選挙の結果次第では国内の混乱も予想される。


いいリーダーを選ぶのは本当に大変だ。

私の場合、先ずは自分が自分のリーダーになることから始めよう。
posted by ちたま at 21:46| 茨城 ☀| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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